自分はキモ・オタクであり、当然ブサイクでもあった。表情筋が死んでるのかわからないが表情が動かない人間だし、何故か中学一年くらいからおっさんみたいな顔つきをしていた。そんな訳で小学生のころはイジメに近い形で散々いじられ、すっかり見た目に失望してしまった。そういうこともあり、見た目に対してどうにかするといったことをしなくなった。
その結果、
・アトピー+フケのバケモン不潔
・服もママンの買ってくるやつ
・表情が変わらん老け顔
という名前のない怪物が生まれてしまった。そのかいもあって、中高では女子に敬遠されていた。(男子は奇跡的にどうにかなったが)
まぁ、客観的に見て自分とコミュニケーションとたいか?と言われたらNOだろう。当時から直そうとは思っていたが思うだけで何もしなかった。何すればいいかわからんし、頑張ったところで偏差値30が35になるようなもんだし。何より多大な努力をするのが嫌だった。努力したからって報われる訳では無いし。
結局この考えで大学まで来てしまっていた(さすがに服は自分で買っていたが)。大学生になったからには彼女の1人や2人作るか、と思っていたがここでようやく自分がコミュニケーションのスタートラインにすら立ててないことに気づいたのである。幸いにも関わった東工大の人間は優しかった為どうにかなったが、世間一般の大学生と比較すればただ自分が無様になるだけであった。
ここで唯一良かった点は痩せた点であった。自分は大学入学当初は85kgほどあったが、大学院の時にランニングと食事制限を行い66kgまで落とした。そのかいもあって今も74kg前後で維持できている。
社会人になると新薬でアトピーがある程度抑えられるようになった。平均月7-8000円くらいはかかるが痒みがほぼほぼ消えるようになった。肌を頻繁にかくこともなくなり傷は減った。まぁ、仕事でのストレスで不眠症になったりして肌へのダメージ総量は変わってないかもだが。
こんな風にある程度見た目改善に向けた努力をしたが、相変わらず仏頂面だし笑顔はなんかキモいし背筋はいろは坂並に曲がってるしで終わっている。フケも相変らすである。さらに努力しないといけないと分かってはいるが見返りがあるかも分からない暗闇の中を彷徨うのは嫌である。
というわけで今日もブサイクとして生きていくのである