2024/05/02のポピー

答えがない問題に取り組むのがあまりにも苦手すぎる。

学生時代には答えがある問題に取り組むことが正義であった。平衡定数の算出だとか、有機化合物の同定とか。しかしながら、大学からは答えのない問題に取り組まなければならない。研究とかいうふざけた名目で興味もないことに対して3年も拘束される。たまったものでは無い。自分はただ受験物理と受験化学を言われた通りに解いてただけなのに。別に研究なんてしたくないのに。

やる気が皆無であったから、指導教官に見捨てられろくに研究もしなかった。その結果、主体性のないモンスターが産まれた。異名多すぎモンスター、さんま。これが仕事が出来ない原因の一つなのかなぁ。何もしたくないから何も思いつかない。出来ればずっと寝ていたい。

最近は何も軸がない自分を改善したいと思って自己啓発本的なものを読んでいるが、結局これも他人が提供した正解をなぞっているに過ぎないと感じている。

自分では答えのない問題は解けないし、解き方を知らない。というより、そもそも問題の立て方すらわからない。分からない事を分かるようにするのは苦労するし、それができるようになった所でスタートラインに立つ権利を貰うだけ。スタート地点に立つ間にも周りはどんどん先へ進んでいく。この差は才能がない限り埋まらないだろうし、自分にはその才能はない。こんな負け戦に挑む方が愚かなのだろうか。はたまたそれが人生なのだろうか。